37 犬とコミュニケーションをとる中で遊ぶことはとても重要な手段の1つです。遊んでいる最中、犬がフローリングで滑ってしまったり曲がれずに転んだりしてしまう場面を見かけたことがあるかと思います。 普段生活している家のフローリングは人間にとって過ごしやすく設計されていますが、犬にとっては非常に滑りやすく、足腰に大きな負荷がかかるため、骨折や脱臼などのけがや、ヘルニアのような慢性的な病気の原因になってしまいます。はじめのうちは分からなくても、シニアになってから影響が出ることもあるため、あらかじめ対策をしておくことが重要です。 今回は、犬の足腰に負担をかけないようにする対策を2つご紹介します。1つ目はすぐに実践できるもので、マットやカーペットを敷く方法です。カーペットを敷くことで、滑りにくくなる上、クッション性も加わるため足腰への負担がより軽減されます。ただし、毛が絡まるのでこまめな掃除が必要になります。2つ目はフローリングを滑りにくいものに変える方法です。ワックスでコーティングしたり滑りにくい加工がされたフローリングに張り替えたりすることで、滑りにくい環境を作ることができます。耐久性に優れたものもあり、日頃のお手入れは少なくて済むかもしれません。 犬と一緒により長く暮らしていくためには常日頃から健康に過ごせる環境づくりが欠かせません。ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか。DAIKEN 「ワンラブフロアⅤ」Columnずっと一緒に暮らすために、日常からできることをわんこのトラブル解決~住環境 床編~
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