◀夜間飛行の様子◀ドローンプロポ画面赤丸箇所でシカ確認40 神津牧場内のライトセンサスで調査を行ってきた牧草地を重点的に、ドローンの赤外線カメラを用いて調査しました。ドローンは地表から高度100mほどの高さから撮影を行いました。 1回目は途中悪天候により飛行を中断したため、約3箇所の牧草地をドローン調査し、合計10頭程度確認することができました。また日没直前に調査範囲の確認を行っていたところ、シカの群れを可視光カメラでも確認できました。 2回目は天候に恵まれ、日没後から調査を開始し、多くの牧草地でシカの群れを確認することができました。また、シカが牧草地間を移動している獣道や侵入経路なども確認できました。調査経緯 麻布大学野生動物学研究室の塚田先生は長年、シカの生態について調査を行っており、地上からシカにライトを当て個体を数えるライトセンサスという調査方法を行っておりました。このたび、ライトセンサスとドローン搭載赤外線カメラを用いた調査方法の比較検証というご提案をいただき、ドローンによる野生動物調査を実施いたしました。今後の動向 シカの移動・侵入経路などを発見できたことから、シカが侵入しないような対策案をご提案できればと考えております。またこの技術は十分有用と考えられるため、災害救助の場面での活用も検討してまいります。シカ調査の様子を動画でも!ご協力:麻布大学野生動物学研究室 教授 塚田英晴先生 麻布大学野生動物学研究室所属 学生の皆様 調査場所・日時調査方法調査結果神津牧場(群馬県甘楽郡下仁田町南野牧250)1回目:2023年 5月12日-13日2回目:2023年11月27日-28日21日没-21時ドローン野生動物調査記録群馬県 神津牧場群馬県 神津牧場
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