テープを使って目地ま えるため、時間をかけてわりを養生します。テープを丁寧に貼らないと、きれいな直線が作りづらく仕上がりにも影響を与丁寧に作業します。コーキング材の接着を強めるための工程です。プライマーとは建築工事などで使用する下塗り塗料のことで、主に接着を目的としています。プライマーを使用することで上塗りする材料と下地の接着を高めることができ、さらに傷・へこみ・錆などを直し表面を平らにする役割もあります。シーリング工事でプライマーを怠ると、完成後にコーキング材が剥がれる恐れがあるため慎重に作業しなければなりません。コーキングガンを使用して、目地にコーキング材を充填します。コーキングガンを使用する場合は奥までしっかりと材料を入れ込めるよう少々多めにコーキング材を流し込むことがほとんどです。 コーキング材には1液タイプと2液タイプがあり、1液タイプの場合はすでに主剤と硬化剤が混ぜ合わさっているため、すぐに作業を行うことができます。一方で2液タイプの場合は主剤と硬化剤が別々になっているため、しっかりと混ぜ合わさなければなりません。2液タイプは手間と時間がかかりますが、肉厚でボリュームのある仕上がりを期待できます。ウレタン系やシリコーン系などさまざまな素材の中から状況に合わせてコーキング材を選ぶことがポイントとなります。コテやパッカー、ヘラなどを使って、コーキングを均一な状態にさせます。圧着させて密着性を高めてから、余分なコーキング材を拭き取るのが重要です。コーキングの充填が完了したら、最後に養生を外します。外す際は養生が壁に触れないよう注意して、丁寧に巻き取らなければなりません。コーキング材を十分に乾燥させて完了です。⑤養生作業⑦コーキング材の充填⑧均一な状態にならす⑨養生を外して乾燥コーキング材は雨風の影響により劣化し、気温・湿度の変化により膨張と伸縮を繰り返すことで痩せたりヒビが入ったりします。劣化が進行すると柔軟性を発揮できず外壁や屋根の劣化につながってしまいます。きれいな状態を保つためにも定期的なシーリング工事が必要です。19 ⑥プライマー塗布
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