セラフタイムズ2024年9月号
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特別インタビュー 人とペットの豊かな社会を作るため、まず1つに、社会を牽引していく人材を育てることが1番ではないかと考えました。全国の動物専門学校で、我々が定めるライセンス基準に則した授業を受けた学生が試験に合格して初めてライセンスを発行する、というスキームで設立時から活動を開始しました。しかし一般の飼い主の知識や命に対する責任があまりにも希薄だということに気付いたんですね。欧米では命を預かる知識や責任をまず飼い主に問われ、IDチェックなどペットを飼う資質を確認したうえで譲渡される文化があります。一方日本のペット産業はブームで成り立っているところがあり、『かわいいから飼う』のノリでここまで来てしまっています。そこで飼い主の知識の底上げや責任意識の啓発のため、学校向けのプログラムを、飼い主向けに凝縮してカスタマイズした通信講座を作りました。ペットの一生全体を通した知識が身につけられるよう26の講座を開講してから13年余り、社会を作っていく人材として学生への教育支援を、飼い主へは26の講座をもって知識と責任の啓発をしていくという両輪で現在活動しています。セラフ榎本への印象はコーポレートカラーのオレンジから”元気”や”明るい”というイメージで捉えると、社員の皆さんもその通りで挨拶がしっかりしているんです。ビ設立から22年余 り、教育に重きを置いて活動する協会の活動理念やペット防災への想いを聞きました。大大野野公公嗣嗣氏氏活動内容とその理念は(())interviewer  intervieweeペット災害危機管理士®人とペットの豊かな社会の実現のため2002年に設立し「教育」の観点から活動を行っている団体。(内1割が行政と連携して活動)代代表表取取締締役役社社長長榎榎本本修修株株式式会会社社セセララフフ榎榎本本“受援力”をカギにペット防災を推し進める専専務務理理事事一一社社全全日日本本動動物物専専門門教教育育協協会会一般社団法人全日本動物専門教育協会2005年始動受講者数約7,000名26

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