小動物など動くものに本能的に興味を示す猫では、窓から外を眺めたり目で追ったりしている様子が多く見られます。ときには実際に追いかけてしまうことがあり脱走につながってしまうケースもあります。犬と違い鑑札の着用義務などがない猫では脱走させない対策が重要です。 まず脱走されやすい場所であるベランダや窓、網戸です。ベランダや窓は日頃から施錠する意識づくりと二重ロックなどの対策が考えられます。網戸は爪でひっかいて破ってしまうことがあり、勝手に開けて脱走につながる場合もあります。何度も網戸を破いてしまう場合は、網部分が樹脂でコーティングされたペット用の頑丈な網戸に替えることも検討してみてください。爪でひっかいてもほつれにくく、さらに二重ロックがついているものもあります。玄関には玄関用網戸「通風スクリーン」やペットゲートの設置がおすすめです。 最後に犬の鑑札に代わるものとして猫ではマイクロチップの挿入があります。もちろん犬でも挿入可能ですが、米粒大のマイクロチップを首元に挿入することで、登録された識別番号から飼い主の情報が分かり、迷子になっても戻ってくる確率が高まります。 犬と猫で脱走対策に大きな違いはありませんが、狭い隙間も通れてしまう猫ではより一層注意を向けていただくとよいかと思います。SEIKI サッシ窓用ペット向け網戸36Columnにゃんこのトラブル解決~脱走対策編~
元のページ ../index.html#36