セラフタイムズ2025年1月号
22/60

タイル補修徹底解説!2躯体補修工事はマンションの構造を支える外壁下地コンクリート面や、その内部の鉄筋に生じた劣化を補修し、建物の安全性と耐久性を維持するために大切な工程です。まず外壁や下地の不具合を調査し、補修が必要な箇所を算出します。そして、調査結果をもとに躯体補修工事を行います。この工程が不完全だと、雨漏りの原因となるだけでなく建物自体の寿命を縮めることにつながるため、大変重要な工程になります。下地の補修には「タイル補修」「ひび割れ補修」「欠損・爆裂部補修」「脆弱塗膜補修」などがあり、劣化状況によって適切な工法を選択します。工法と樹脂注入工法の2つになります。ひび割れや剥落の恐れが高い場合は、現状のタイルを剥がし新たにタイルを張り替えるタイル張り替え工法が選定されます。浮き面積が小さく剥落などの恐れが低い場所は、接着剤を注入しアンカーピンにて固定する樹脂注入工法が選択されます。タイル補修は、経年による剥落などを防止する重要な工事になります。タイル補修を行わないと剥落したタイルによって大きな災害につながる可能性が高くなります。補修方法は、大きく分けてタイル張り替え躯体補修工事とは?22マンション大規模修繕工事の着工から竣工までどのような工事が行われているかご紹介いたします!大規模修繕工事

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る