取り及び処分の状況」) ペットが行方不明になる件数は犬猫合わせて年間、10万頭ほどいるといわれています。 令和4年度に全国の保健所などに引き取られた犬猫5万3千頭のうち、犬の88%(成犬68%、子犬20%)、猫では69%(成猫11%、子猫57%)が所有者不明のペットとなっています。(引用:環境省 統計資料「犬猫の引き 迷子になってしまう原因として犬猫ともに、自分のテリトリー外に出てしまうと自宅の場所が分からなくなり、帰りたくても帰れなくなってしまうというケースが非常に多くあります。また猫の場合、外に出ると室内で生活していた猫でも活動が夜型になってしまうため、捜索が夜間になり発見までに時間がかかってしまうことも多くあるようです。 そこで活躍が期待されるのがドローンでのペット捜索です。ドローンに搭載された赤外線カメラによりペットの体温を感知することができるため、より正確なペット捜索が可能となります。また、赤外線カメラは光が全くない暗闇でも撮影が可能で、目視で捜索しづらい夜間でも空 海外では、実際にドローンを活用した捜索で、行方不明から3日以上経過していた盲目の犬をわずか2時間で発見した事例や、森の中で迷子になっていたハスキーを発見した事例もあります。 外の世界では、動物同士の喧嘩や交通事故などによるケガ、環境変化に伴う病気などのリスクもあり時間との勝負になるため、ドローン捜索での時間短縮が飼い主のもとに帰るための要となるでしょう。中から捜索を続けることができます。Column41迷子ペット捜索活躍の期待されるドローン活用術
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