コンクリートの中性化 マンション大規模修繕工事 東京都
20/04/15
皆様こんにちは。
マンション大規模修繕工事のセラフ榎本です。
今回は「コンクリートの中性化」についてご紹介します。
コンクリートはもともとアルカリ性ですが、大気中の二酸化炭素により表面から徐々に中性化していきます。中性化してもコンクリート自体の強度が低下するわけではありませんが、内部の鉄筋はさびやすくなってしまいます。鉄筋はさびると体積が増加し、内側からコンクリートを押し上げ、ひび割れさせます(コンクリート爆裂)。結果として、建物の性能が低下してしまうことになるのです。
また、ひび割れが生じたコンクリートはその部分からさらに水や二酸化炭素などが侵入するようになります。これにより劣化が加速していくという悪循環に陥ってしまいます。
コンクリートに中性化が見られる場合、ひび割れ部分を補修したり、中性化を防止する塗装を施したりといった対処方法が考えられます。また、まだ実績が少ない方法ですがコンクリートに電流を流すことで再アルカリ化させるというものもあります。
お住まいのコンクリートにひび割れなど中性化が疑われる症状がないか、ぜひ気をつけて見てみて下さい。
マンションの小規模・大規模修繕工事はセラフ榎本にご用命いただきますようお願いいたします。
建設本部