躯体補修工事 群馬県高崎市 マンション大規模修繕工事

23/05/10

皆様こんにちは!

 

弊社ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。

 

今回は、私の担当している物件での躯体補修工事について一筆取らせていただきます。

 

躯体補修といえば、大規模修繕工事において最も重要な工事の一つといえるかと思います。

なぜならばこの工事を怠ると、タイルが落ちてしまったり、壁や天井から漏水してお部屋の中で雨漏りが、、、

といったことも起こりうるからです。

 

弊社としましても、そのような竣工後の重大な問題を事前に回避するべく躯体補修時の打診調査完了後に

マーキングの漏れがないかなどの検査を行っています。

また、躯体補修工事完了後に塗装工事を行いますが、その前にも受入検査として適切な補修を行えているか

どうかの検査を行っています。

 

このように重点工事項目の一つである躯体補修工事ですが、

今回担当させていただいている現場では、塗装面の下地調整材にアスベストが含有されている

ということでしたので、

カスター

この様に、粉塵の発生しない工法にて作業をしております。

 

本来ですと、躯体をカッターで幅10ミリ深さ10~15ミリ程度削り、

そこにシール材を充填し硬化後に樹脂モルタルを充填し仕上げるといったUカットシーリング工法を行いますが、

この工法ですと、粉塵が出てしまいますので今回のような建物の場合、厳密な養生や湿潤処理を施したうえで作業しなければなりませんし、粉塵が舞ってしまえば居住者様にもご迷惑をおかけする形となってしまいます。

 

そのため事前に理事会様との打ち合わせを行い、塗装下地のアスベスト含有を鑑みて上記のように粉塵の出ない工法にて施工を行わせていただきました。

 

材料は、高性能のドイツのメーカーのカスターが発売するのラッシュフレックスです。

 

 

また、タイルの浮き部分においては、タイル目地を躯体まで削孔しエポキシ樹脂の接着剤を注入し

止める工法を行うのですが、

 

注入試験今回は下地材がサンドモルタルという材料を使用している建物のため、しっかりと裏面に接着剤が回っていることを確認するための試験施工を行いました。

 

また、本工事施工後も打診調査を行い接着剤がタイルの裏に回っていることを確認しております。

 

 

弊社は、物を売る商売ではございませんが居住者様には『安心』を買って頂いているという

気概のもと竣工迄あと3か月、安全第一で努めさせていただきます。

 

建設本部 第二部 現場担当