マンション大規模修繕工事 地震と相馬焼と私の父

24/08/21

日々暑い日が続いていますが、マンション管理組合の皆様はご清栄の事とお慶び申し上げます。皆様のマンションの大規模修繕工事のご予定がございましたら、是非とも弊社にご用命頂きたくお願い申し上げます。マンション大規模修繕工事の専門会社として皆様のお役に立てるよう頑張ります。

 

令和6年8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が起き、令和6年8月9日の午後7時57分、神奈川県西部で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。震源地は神奈川県西部で、震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定されています。震度5弱の揺れを神奈川県の厚木市と中井町、松田町、清川村で観測しました。震度4が埼玉県では所沢市、東京都では町田市・国分寺市・神奈川県の横浜市戸塚区・川崎市宮前区・相模原市中央区・平塚市・藤沢市・小田原市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・海老名市・座間市・南足柄市・綾瀬市・山梨県の都留市・大月市などでした。気象庁は地震発生から1週間程度は大震度5弱地震に注意喚起しております。今回の震度5弱の地震については、多くの地震専門家が言うには、南海トラフ地震とは関係がないと申しておりました。本日このブログを記載している日は、令和6年8月19日であり地震発生より10日が経過しているため、専門家のお話では、すぐには巨大地震はこないかと推察できるのではないでしょうか。政府の地震調査委の委員長の東京大学の平田直名誉教授は9日夜、発生した神奈川県で震度5弱の揺れを観測した地震と想定される南海トラフ巨大地震との関係について、「積極的に関係があるというデータは得られていない」と述べ、影響はないとの見解でした。

 

こちらは一般的な注意事項ですが、気象庁によりますと、一般的に震度5弱の揺れが起きた場合、棚にある食器や本が落ちたり、固定していない家具など不安定なものが倒れたりすることがあります。また、屋外では揺れによって地盤に亀裂が生じたり、落石や崖崩れが起きたりするおそれもあります。倒れやすいものや崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。屋内では割れた食器やガラスなどがあると片づけをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。決して無理をせず、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。と記載してあります。マンションのエレベーターが停止した場合は、外部につながる非常ボタンを長押ししてください。すぐにつながらない場合も、諦めずに何度も試すことが大切です。また、閉じ込められていることを外に知らせるには、音を出すことが有効です。固いもので音を響かせるようにたたくと外に聞こえやすいほか、ホイッスルがあれば大きな音がでます。と記載されています。

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東日本各地での大き都道府県で2万2,325名の死者・行方不明者が発生しました。これは明治以降の日本の地震被害としては関東大震災、明治三陸地震に次ぐ被害規模であるとされています。地震の規模はマグニチュード 9.0で、発生時点において観測史上最大の地震とされています。東日本大震災の震源域は岩手県沖から福島県沖、茨城県沖までの南北約500kmから東西約200kmのおよそ10万平方キロメートル でしした。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城県仙台市・福島県福島市・茨城県水戸市・栃木県宇都宮市の4県36市町村と政令市の宮城県仙台市内の1区で震度6強を観測し、街は甚大な被害を被ることとなりました。

 

弊社の本社は埼玉県であったため本社機能及び修繕を行う職人さんが被害を受けておらず、東日本大震災で被害を受けましたマンションの共用部の修繕や専有部の修繕を全社を上げて全力でさせて頂きました。当時私は46歳であり自然災害は私が陣頭指揮で対応を指示することを決めておりますので、多くの現場に行き、建物が見た事がない被害を受けた状況を今も良く覚えています。もしもの時に迅速に対応できるよう常に意識を高めていることが必要であると考えます。弊社はマンション大規模修繕工事会社として単体で地方自治体と災害協定を結んでいます。このように災害協定を企業単体で結ぶことは大切であると考えております。

 

さていよいよ今週になりますが弊社の暑気払い兼懇親会がございます。さいたま市内のホテルにて行います。その時に私の父の榎本義男の88歳の誕生祝も致します。父はセラフ榎本(創業時の榎本塗装店)を創業しました。18年前に私が社長就任時にセラフ榎本に社名変更したときに、会長職に就任しました。8年前に母の介護を理由に現役から退き、無給の取締役会長になりました。創業は昭和38年でその後3年後に私が生まれ、その2年後に弟である専務取締役の榎本猛が生まれました。創業から十数年に及び様々な出来事があり幾多の苦難を夫婦2人と時の従業員の皆様で乗り越えてきました。その激動の時代に弟の榎本猛と共に父である榎本義男と母の範子は私達を育てました。病気に強く、精神力や体が強い男に育ててくれた親に感謝致します。社員100名には記念品で相馬焼のタンブラーをプレゼント致します。

 

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この相馬焼のタンブラーを制作してくれた方は近藤学様で昭和29年双葉郡浪江町大堀に生まれました。家業である大堀相馬焼窯元陶吉郎窯に従事し、日展には27回入選されている芸術家であります。

工房は福島県双葉郡浪江町大堀字後畑98ー1にございます。近藤学様と面会し「このタンブラーを制作してほしい」とお願いをしに行きました。その時に福島原発の事故にも触れられ、この事実を風化させてはならないと申しておりました。

 

 

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私が小学生の時に父が福島県双葉郡双葉町の友人の家に時々つれていってくれて、その時に相馬焼の体験をさせてくれ、イノシシの絵を書いて焼いてもらったことがあります。50年以上も前に制作した相馬焼が写真です。それを見て記念品は相馬焼にしようと思い近藤学様にお願いを致しました。

 

 

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マンション大規模修繕工事の専業会社である弊社の業況は前年通りの45億円の売上高となりました。令和4年7月~令和6年7月期の3期連続で40億円以上を売上高として計上させて頂きました。マンション管理組合の皆様には心から感謝致します。ありがとうございました。今期がいよいよ8月より始まりました。マンション管理組合の皆様に今期もどうぞ宜しくお願い申し上げます。弊社はマンション大規模修繕工事の専業会社であり、弊社の売上の95%以上がマンション大規模修繕工事であります。その原資は皆様が永年お積になられました修繕積立金でございます。年金暮らしの方もいらっしゃれば、パートで生計を立てている方、社会人として働いている方も多くいらっしゃいます。その一人一人の修繕積立金を頂戴しているのだと認識をしております。これからも皆様のお役に立てるよう頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。

 

令和6年8月21日

株式会社セラフ榎本

代表取締役 榎本修