年末のご挨拶
師走の候、貴方様はご健勝の事とお慶び申し上げます。平素からご厚情を頂き心から厚くお礼申し上げます。本年も社業は順調でございました。マンション管理組合の皆様のお陰でございます。誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。
本年は1月1日の午後4時頃に、石川県の能登半島を震源とするマグニチュード7.6で震度7の巨大な地震が起こりました。被害に遭われた方々やお亡くなりになられた方々へ心よりお見舞い申し上げると共に、被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。経済では7月に紙幣が20年ぶりに刷新され、1兆6000億円の新しいお札が世に送り出されました。平成6年まで発行された500円札もいまや昔の話で、キャッシュレス化も進み、平成生まれの社員が多い弊社では「500円札」はもはや知らないという社員が圧倒的に多いものでございます。私の20代は500円札でラーメンと餃子が食べられた時代でしたが、今の20代の若者は500円玉ではラーメンも食べることができません。市場では1杯1000円以上のラーメンも見かけます。10数年前から比べると工事を行う職人さんの手間や材料費が上昇し、サービスや食べ物の物価も上昇したなと感じる1年でございました。
弊社におきましては本年も安定した売上高を計上することができました。前年度売上高は47億円、前々年度は43億円、3年前は45億円と3年連続で40億円以上を計上いたしました。今年度は第二四半期に入っておりますが順調でございます。
さらに、オリコン顧客満足度®調査 マンション大規模修繕 関東ランキングに2022年よりランクインしており、今年は第4位を獲得したことで3年連続の受賞となりました(※2023年関東 2位/2022年関東 5位)。管理組合の皆様からいただく温かいお言葉はとても励みになります。時には厳しいご指摘やお叱りを受けることもございますが、お住まいの皆様からのお声1つ1つを真摯に受け止めて対応してまいります。
弊社の研究開発においては、マンション大規模修繕工事専業会社として共用部の外壁分野で開発を進めております。可視光画像の解析に続き、外壁タイルの赤外線解析AIのプロトタイプが11月に完成し、現場での実証段階に進みました。開発に3年以上の歳月がかかったものの、解析スピードや解析コスト削減、劣化箇所の見落とし削減に大きく期待しております。
同じく開発を進めていた壁面雨漏り調査ロボットは12月にプロトタイプが完成し、これにより想定外の雨による壁面からの雨漏調査のコストダウンと迅速化が実現いたします。今後各種の展示会で皆様にご覧いただければと思います。マンション大規模修繕工事の専業会社でありながらも、自社でロボットを開発したことは有意義だと考えています。ネーミングはこれからですが、未来を感じるネーミングにしたいと考えています。動力は電気でウインチを利用し動くようになります。ロボットにカメラが装着されクラックやひび割れを発見したときに、そこに散水する仕組みです。散水後、雨漏原因を発見したら、そこにマーキングする機能もございます。その全ての操縦はプロポで行います。今後現地調査で実証と改良を進め、来夏頃には1号機を完成させ自社内で調査実績を重ねられたらと計画しております。
社会は目まぐるしく変化を遂げて行きます。その変化に順応すべく対応をしてくことが自身の経営であると考えています。
12月に入り日々寒くなりましたが、管理組合の皆様にはお身体をご自愛くださいませ。本年は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。来たる2025年は貴方様にとって健やかな年となります様心よりお祈り申し上げます。
令和6年12月16日
株式会社セラフ榎本
代表取締役 榎本修