【赤外線調査のノイズ】ドローン外壁調査 マンション外壁調査 セラフ榎本 赤外線 埼玉県 神奈川県 東京都 マンション大規模修繕工事
皆様、こんにちは。
「ドローン」と「赤外線カメラ」によるマンションの建物診断を行っているセラフ榎本です。
今回は赤外線調査のノイズについてご紹介します。
赤外線サーモグラフィーは、
対象物の温度差を可視化することができます。
壁に空洞などの異常がある場合、
その部分と健全部とに温度差が生じることを利用し、
建物診断に活用されています。
そんな赤外線サーモグラフィーによる建物診断ですが、
空洞以外の要因によって壁面に温度差が生じてしまい
診断画像に影響がでることがあります。
これが赤外線調査のノイズです。
ノイズの原因には次のようなものが挙げられます。
1.壁面の凹凸
凹凸があることで反射の具合や壁面温度が一様にならないため、
問題のある部分をみつけることが難しくなります。
夜間に赤外線調査を行ったり、
赤外線サーモグラフィーの熱画像と
通常のカメラで撮影する可視画像とを見比べたりすることで、
誤診を防ぐことができます。
2.壁面の汚れ
壁に汚れがある場合、
熱画像でもその部分の色が他と異なって表示されてしまいます。
汚れを除去したり、
夜間に赤外線調査をおこなったりすることで対処します。
3.壁面の濡れ
壁面が濡れていると気化熱によりその部分の温度が下がってしまうため、
熱画像に影響が出ます。
この場合は、濡れている壁面を乾かすことで対処します。
4.タイルの光沢
ラスタータイルなどの光沢のあるタイルは
周りのものが映りこんでしまうため、
ノイズの原因となります。
熱画像と可視画像を見比べたり、
赤外線調査を夜間に行ったりすることで対処します。
5.壁面の色
建物の外壁は、異なる色のタイルが
混在して貼られている場合もあります。
このような場合、タイルの色の違いが
熱画像にも反映されてしまいます。
こちらも可視画像との比較や夜間の調査で対処することができます。
6.地面の照り返し
壁面が地面の照り返しを受けることで、
熱画像に影響が出ます。
こちらも可視画像との比較や夜間の調査で対処します。
この他、日射、室内の冷暖房機器、壁面の仕上げ材の違いなどによっても
ノイズが発生することがあります。
このように赤外線による建物調査では、
様々な要因でノイズが生じます。
しかし撮影時の工夫や、熱画像と可視画像を見比べることによって、
ノイズによる誤診の多くは防ぐことが可能です。
今回は赤外線調査のノイズについてご紹介させていただきました。
私たちセラフ榎本は状況や環境に合わせての建物診断を行っております。
「ドローン」と「赤外線カメラ」による建物診断について気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
セラフ榎本ペットドローン外壁調査専用サイト URL:https://www.sei.ne.jp/drone/
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