赤外線調査のメリットと注意点 ドローンマンション建物診断 埼玉県
2020/05/09
こんにちは。ドローンや赤外線カメラによる建物診断を行っているセラフ榎本です。
今回は、「赤外線調査のメリットと注意点」についてご紹介します。
一見しただけでは分からない建物内部の空洞・漏水などを診断できる「赤外線調査」ですが、いろいろなメリットと注意点があります。その代表的なものを以下に挙げたいと思います。
「赤外線調査のメリット」
・足場やゴンドラの設置をする必要がなく、そのぶんコストがかかりません(高精度の赤外線サーモグラフィーを購入する費用はかかります)。
・建物に接触せずに行えるため、建物に影響を与えずに調査できます。調査によって建物の傷みを拡げてしまうという心配がありません。
・離れた位置から調査を行えるのでより広範囲の測定が可能です。大きな面積を比較的少人数・短時間で調査することができます。
・診断結果を画像として記録に残すことができます。
「赤外線調査の注意点」
・天候、冷暖房機器の発熱、壁の色調などにより熱画像が影響を受けてしまいます。場合によっては建物の欠陥部を見分けることが難しくなることがあります。
・風雨が強い日には測定できません。
・建物の凹凸部は診断精度が落ちてしまいます。
・画像の判読に知識や経験が必要であり、問題部分の抽出に個人差が出ることがあります。
このように赤外線による調査にはいくつかの注意点がありますが、建物を傷めない、コストを抑えて実施できるなど非常にメリットの大きな方法であると言えるのではないでしょうか。建物の調査にはいろいろな方法がありますが、それぞれの方法の特徴を理解して選択することが大切です。
マンションの小規模・大規模修繕工事はセラフ榎本にご用命くださいますようお願いいたします。
建設本部